笛奏者:王明君(ワンミンヂュン)

1961年上海生まれ。

北京中央音楽院付属中学を経て、1979年、中央音楽院に入学。1982年学制改革により中国音楽院に移行し、1983年、卒業と同時に同校民族音楽科講師に最年少の若さで任命される。1979年から1984年にかけて中国代表としてヨーロッパ、中近東及びアジア諸国などで演奏を行う。1985年に来日し、東京文化会館、青山円形劇場、東京芸術劇場、また広島、岡山、大阪など各地で数々のリサイタルを行う。
1991年東京芸術大学大学院修士課程を修了。1993年7月、サントリーホールに於いて国際作曲委嘱シリーズ(武満徹監修)のコンサートにゲスト出演し、岩城宏之指揮東京交響楽団と共演。同年12月には北京で、翌年1月には上海でTAN
DUNの作品コンサートに出演する。1994年広島で開催されたアジア競技大会のオープニングコンサートにソリストとしてゲスト出演し広島交響楽団と共演。1996年、北京で開かれた松下功交響楽作品コンサートにてソリストとして出演、好評を博す。翌年、旧東京音楽学校奏楽堂復元10周年記念「アジアの伝統楽器による室内協奏曲の夕べ」に出演。
1998年10月、上海、北京に招かれ演奏を行う。また、1999年10月には文化庁主催のコンサートに於いて、皇太子御夫妻の御前で新星日本交響楽団と共演。2003年1月、自ら作曲した「星光」により、民音(民主音楽協会)から民音芸術賞を受賞。2007年7月、北京現代音楽祭に招聘され、笛子コンチェルトを中国国家交響楽団と共演。2008年春、韓国のドラマのテーマ曲(久石譲作曲)のソロを笛子と洞簫により演奏。

これまで「姑蘇行」、「MUDI」、「口げんか」、「大地の音」など7枚のCDを発表。
中国の正統な古典音楽のほか現代作品の演奏にも積極的に取り組み、時にはジャズとの演奏も行うなど、幅広い活動を展開している。
また、近年では作、編曲活動も行っており様々な場所で自作の曲を演奏している。

現在、昭和音楽大学准教授。

笛奏者:王明君

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